体育館バドミントンラインの一部を活かす  スポンジ・スーパーテニス Ver.6 競技
 
スーパーテニス Ver.6 コートを使用する競技は・・  
コートの外形ラインをバドミントンコートラインを活用し ネットスタンドの代用として バドミントンネットポストを利用することで・・ 競技ラインの特設と特設したラインの撤収時間を少なくします  この方法は ゲームを楽しむ時間を増やすことに役立ちます

しかし Ver.6 コートは スーパーテニス公式競技には適用しません。 練習やレクリェーションゲームには有効な競技方法です。
  ※公式競技に適用しない理由は 既存の体育館はバドミントンには適した広さがありますが その競技ラインを スーパーテニス競技に利用した場合は
   プレイヤーが周囲の壁などとの接触を恐れて 伸び伸びと安全なプレー展開が出来ないケースが数多く生まれており 注意が必要になります
 
室内施設で競技を行う場合、公式競技は天井の高さ 8m以上とし 競技スペースは 室内外共に 21m×10m 以上とする。
公式以外の競技会場は 天井の高さ3m以上とし 競技スペースは ベースライン後方に 2m以上、コート横方向に1m以上とする。
 
コートが隣接する場合 コート横のスペースを 610cm から バドミントン競技のシングルスサイズの 518cm に変更することが認められる。
Ver.7 コート


バドミントン競技コート


Ver.6 コート


 Ver.7 コートの外形サイズは 1,340cm × 610cm 
     競技スペースは 2,100cm ×1,000cm 以上
     ※ベースライン後方 380cm以上  サイドライン横 195cm以上

硬式テニスコートの敷地(既設コートを含む)または体育館を活用する場合
Ver.1 Ver.2 Ver.7 の規定コートを特設して競技します
 
バドミントンコートを使用する場合
バドミントンとテニスは 外形コートサイズは同じでも 競技スペースは異なります
ベースライン後方とサイドライン横が安全にプレーの出来る広さを必要とする点に留意します

バドミントンコート3面がレイアウトされている体育館では スーパーテニス Ver.7 の1面を特設出来ますが
 2面以上特設する場合は Ver.6規定で競技します
 
 Ver.6 コートの外形サイズは 1,188cm × 610cm
     競技スペースは 1,624cm ×1,000cm 以上
     ※ベースライン後方 218cm以上  サイドライン横 195cm以上
 
Ver. 6 競技のコートは、バドミントン競技のロングサービスラインとバッグ・バウンダリーラインとのスペース 72cm をアウトコートに規定します

隣接したコートを使用する場合 ベースラインの長さ 610cmの規定を バドミントン競技のシングルスコートの 518cm に縮小したコート競技が認められる
 
スーパーテニスVer.6 競技規定は ベースラインの位置をバドミントンコートのダブルス用ロングサービスライン上に設定する
スーパーポイントエリアは バドミントンのシングルス競技サイドラインとダブルスサイドラインの間(46cm) を スーパーポイントラインとして設定する

赤色ラインはバドミントンコートラインです このラインをスーパーテニスのベースラインに設定すると 後方の壁にラケットがふれる恐れがあります 
 バドミントンダブルスコートのベースラインになるロングサービスラインをスーパーテニスのベースラインに設定することで 安全なプレーが可能になります
 

スポンジボールを 競技使用するテニス団体がいくつもあります。
スーパーテニス競技開発の参考にしました スウェーデン発祥のショートテニスをはじめとして 近年 複数のテニス競技が誕生しています。 

その競技方法は様々ですが 30年以上前にはショートテニス競技に適した専門ネットスタンドが市販されており 競技規定に従い 楽しむ人達が安全にプレー出来る競技スペースがありました。 しかし 近年はこうしたスポンジテニス競技スタンドの市販がなくなったことで 体育館のバドミントンネットポストを代用して競技する団体が増えました。

このため 既存バドミントンコートの外形を活用して コート後方や隣接コートとのスペースが不足する環境で競技する団体が多々あります。 専用ネットスタンドをスポーツ企業が生産・発売が皆無に近いことが理由と思われますが バドミントンとスポンジ使用のテニスは同じ競技設計ではないことに留意することが大切です。 なお レジャー用テニスの3mセットの市販はあります。



専用ネットスタンドがない場合、バドミントンポストを使用します。
ネットを スーパーテニス競技規定
(※側端部85cm 中央部75cm)の高さに設定して楽しむことが出来ます。
バドミントンポストの85cmの位置に ネットロープを 固定します。

安全にプレーする上で、サイドラインの横に185cm以上のスペースが必要です。 バドミントンコート 2面または 3面が併設されている体育館で 同時に各コートを使用した場合は サイドライン横に十分なスペースが確保できません。
このため 隣接コートの1面を割愛するなどの特設方法で 安全な競技環境づくりを優先します。


 
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スーパーテニス Ver.6 は、多くの人達が身近な既存施設で親しむことができることを主眼に レクリェーション競技として設計しています。
しかし、本来の競技方法は Ver.1、Ver.2、Ver.7 のコート規定で行いますので、新たな体育館施設の設計・建設の際には 競技コートの外形サイズが同じバドミントン競技と共有して、スーパーテニス競技の愛好者数の増大に対応したゆとりある施設設計が必要と思います。 

スーパーテニス は人気のフットサルに類似した点があります。 サッカーに比較してフットサルはコートの広さが約1/9です。
スーパーテニス は硬式テニスに比較して約1/3の広さで楽しめます。 スーパーテニス もフットサルも 少ないスペースを有効に活用できる特徴があり 誰にでも楽しめるスポーツとしての普及が期待されるところです。