テニス参加を あきらめない・・ 諦めない ための工夫   ラケットが握れない複合障害に対応したテニス参加
   

国内各地の重度障害療護施設を訪問して テニス体験機会を設けたとき 様々な障害の人達と出会いました。
その中でも 脳性まひや脳血管障害の人達が多く その障害によって 手足を自らの力だけで動かすことの難しいケースが多々ありました。

手指に障害があるためラケットを握ることの出来ない人達や子供達が数多くいますが この場合は 伸縮包帯を使用して手首とラケットを固定します。 
手指に加えて腕にも障害のある人達もいます。 この場合は 一人ひとりの腕を動かすことの出来る状態を確かめ 打球に最も適した角度にラケットに固定します。
両手に障害のある人達は 手や腕に固定する方法と同じに 動かせる足首にラケットを固定してもテニスは楽しめます。

シューズにラケットを固定する場合は 本人が動かせる足の動きを観察して 動かせる方向と動かす力のレベルを確認します。
この動きを見て 固定するラケット面の角度を考えて包帯など布類で縛ります。 コーチは 高さの変化に対応した打球は難しいことを考えて コントロールしたボール出しを行います。
打球方向を見て ラケットの角度や固定位置を調整します。 打球のタイミングが合えば 見事なプレーが出来ます。

障害の他に体力不足で車椅子を自力で動かすことの出来ない人達も 数多くいます。
既存テニス指導者の中に テニスを楽しみたいと思っている人達や子供達に対して 外見で人を判断し テニス参加の適、不適を判断して レッスン対象を判断する人がいます。

こうした指導者やテニス関係者が多ければ テニス界の大きな発展はありません。 近年のテニス界の低迷を改善する具体的な施策が少ない現実が示す通りです。
手足の障害に加えて自閉症など知的障害のある人達や子供達もいます。 障害内容が身体の動きやプレーに影響を及ぼすケースもあります。
本人に練習したい気持ちがある限り 指導者の熱意があれば誰でも楽しめるのがテニスです。 諦めないための工夫が出来るのが本物の指導者です。

               

 ハンディキャップテニス競技規定   第3条  ラケット

第1項  
競技ラケットは、硬式テニスの場合  ITFのテニス規則に規定されたラケットを使用する。 
運動機能障害や体力の内容によってプレー中にラケットを通常の方法で保持することが困難とみなされるプレイヤーは、ラケット操作を安全かつ容易にするハンドル部分の形状を変更または 改造したラケットの使用を認める。  なお、形状変更または改造したラケットを競技使用する場合、事前に競技本部の認定を必要とする。
第2項  
指や手、腕などの上肢に運動機能障害があると認められるプレイヤーについては、特製グリップグローブの使用を認める。 
ラケットを 手 もしくは 足の部分に伸縮包帯などで固定することを認める。 これらの内容を用いる場合、事前に競技本部の認定を必要とする。
         

テニス参加を あきらめない・・ 諦めない ための工夫は 硬式テニスとスポンジテニスの両面で実行することが可能です
スポンジボールを活用した指導者講習は 国内各地で実施していますが その一部内容をご紹介します    
スポンジテニスの多角的社会活用

     

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